2011年5月6日

36日目 伊勢路7

36日目(2011.5.3)


朝食に前日に買ったおいたカンパンを食べる。
安くて旨くて、カロリーを良く摂ることが出来る。


* * *
余談だが僕は大学で登山サークルに所属していた。
サークルの登山では習慣的に朝昼の食事に日常のメニューを取り入れており、
それが行動に大きな支障を与えていると感じていた。
カンパンはそれに対する処方薬たりえる。

僕が登山計画を立てるなら朝の食事はカンパンで決まりだ。
あとはお湯だけ沸かして飲物(スープ、お茶、コーヒー)を用意すればいい。
朝からコッヘルで米を炊くより相当楽。

昼飯も同じ感じにする。
カンパン以外の携帯食糧を取り入れてもいい。
行動中はとにかく簡単に。
道中でパスタを茹でるより相当楽。

このようにすれば汁気のあるパッケージを使わない分、ゴミの運搬も楽である。
食器の汚れをふき取るペーパーも最低限だ。

習慣に縛られて苦労する必要は無いのだ。
ただし、ゴミは汚いし手間もかかるが、夜はカレーとかでもいいと思う。
士気を維持するためにはそのくらい必要だろう。
* * *

民宿みさきはとにかく見晴しが最高な宿だった。
新鹿のビーチを一望できる。
10:00頃、遅めにチェックアウトして古道へ向かう。

民家の間を抜けて坂を登っていく。
道路に伏せている犬がシュールだ。



短めの古道である波田須の道を抜け、波田須の集落を通り抜ける。
ここらへんの水田は石垣の棚田のようになっていた。


波田須を抜けると大吹峠が待っている。
石畳を抜けて峠に着き、休憩しているとマダム2人にコーヒーを勧められた。
山頂での休憩は汗が冷えるので、温かい飲み物があるのは助かる。
さらに柏餅まで貰う。
ありがたく頂戴した。



そのうちに、後ろから白人の女の子2人と家族連れが登ってきた。
ホームステイ中のフランス人姉妹と、そのホストファミリーという。
姉妹は僕と同じくらいの歳だとか。
東京から歩いて来た僕だが、ホームステイをする勇気があるかと問われれば、微妙である。
別ジャンルの凄さを感じる。
将来歩いてフランスに行く機会があるだろうか。


大吹峠を抜けて大泊の町へ入る。次は松本峠だ。
伊勢路では最後の山道となる。
ゴールデンウィーク中ということもあってか人が多い。
今日の宿がとれるかどうかが不安になってきた。

熊野市街について最初に見つけた民宿、ハタイで部屋の空きを尋ねた。
空いている。
まだ14時前であったが、勢いでここに決めてしまった。
チェックイン後、女将が手作りのさんま寿司を振る舞ってくれた。
このあたりの名物だそうだ。
振り返ればこの日に食べたご飯ものはこれだけだった。

夜は雨が降り、さほど空腹でもなかったので(色々と頂戴した物を食べていたので)、三木里ビーチで猫屋さんに貰ったカロリーメイトと朝の残りのカンパンを食べた。

いよいよ伊勢路も終盤だ。



36日目(2011.5.3)

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